“地紙形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じがみなり50.0%
ぢがみがた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの低い松の枝の地紙形じがみなり翳蔽さしおおえる葉の裏に、葦簀よしずを掛けて、掘抜にめぐらした中を、美しい清水は、松影に揺れ動いて、日盛ひざかりにも白銀しろがねの月影をこぼしてあふるるのを、広い水槽でうけて、その中に
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たこみないかとのみふ。あふぎ地紙形ぢがみがたに、兩方りやうはうたもとをふくらましたるかたち大々だい/\小々せう/\いろ/\あり。いづれもきんぎんあをこんにて、まるほしかざりたり。關東くわんとうたこはなきにあらず、づけて升凧ますいかへり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)