地形ちけい)” の例文
この大小だいしよう差違さい地震ぢしん性質せいしつにより、また關係地方かんけいちほう地形ちけい地質ちしつとうによつても一樣いちようではないが、多數たすう場合ばあひ平均へいきんしていふならば、主要動しゆようどうたる横波よこなみ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さら印度いんどくと、印度いんどほとん化物ばけもの本場ほんばである。印度いんど地形ちけい支那しなおなじくきはめて廣漠かうばくたるもので、そのやぶがあるといふごとき、かならずしも無稽むけいげんではない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
地形ちけい起伏きふくがあり、多くは、れいのタンポポみたいなふしぎな木がむらがって樹海じゅかいをつくっている。その間に、ハチの巣のような家がてんてんと散らばっている。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この高山かうざんは、風景ふうけいきわめてうるはしく、吾等われらたつしたるいたゞきは、三方さんぽう巖石がんせき削立せうりつして、自然しぜん殿堂でんどうかたちをなし、かゝる紀念塔きねんたふつるには恰好かつこう地形ちけいだから、つひ此處こゝ鐵車てつしやとゞめた。
このあたりの地形ちけいたときからわたしは、古墳こふんのあったところか、またどこかに発見はっけんされない古墳こふんのあるところというがしたのです。太古民族たいこみんぞくが、このあたりにもんでいたのですね。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
只今ただいまわたくしまつられているあの小桜神社こざくらじんじゃ所在地しょざいち——すこ地形ちけいちがいましたが、大体だいたいあのあたりだったのでございます。わたくしはそこで対岸たいがんのおしろ最後さいごあがるのをながめたのでございます。
それは瓢簟山ひやうたんやま地形ちけいである。此地形このちけい主墳しゆふん周圍しうゐ陪塚ばいづかつくるをゆるさぬ。すなは主人しゆじんほうむつたつかちかくに、殉死者じゆんししやつかつくるだけの餘地よちいので、むを山麓さんろく横穴よこあなつくつたといふのせつである。
地形ちけい四角しかくなるところすなは桝形ますがたなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「して、地形ちけいをえらぶには」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しば/\海底かいてい大地震だいぢしんおこ場所ばしよせつし、そこにむかつておほきく漏斗形じようごがたひらいた地形ちけい港灣こうわんがそれにあたるわけであるが、これにいで多少たしよう注意ちゆういはらふべきは、遠淺とほあさ海岸かいがんである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
イヤ地形ちけいがユダヤ横丁へ引張りこむのだ。あとは簡単だ。あの夢遊病者のような歩き方が、団員の認識手段にんしきしゅだんなのだ。夢遊病者がやって来た。それ団員だといって、その男を本部へ引張りこむ。
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
イタリーの地形ちけい長靴ながぐつのようだとよくいはれてゐることであるが、その爪先つまさきいしころのようにシシリーとうよこたはつてをり、爪先つまさきからすな蹴飛けとばしたようにリパリ火山群島かざんぐんとうがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
前記ぜんきごと地形ちけい沿岸えんがんおい多少たしよう被害ひがいることもある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)