“前記”の読み方と例文
読み方割合
ぜんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
景色けしきだ、とこれから、前記ぜんき奥入瀬おいらせ奇勝きしようくこと一ばんして、くちあさぼらけ、みぎはまつはほんのりと、しまみどりに、なみあをい。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
前記ぜんき但馬地震たじまぢしん丹後地震たんごぢしんごときは初期微動繼續時間しよきびどうけいぞくじかんもつとみじかかつた稀有けうれいであるので、むし例外れいがいとみてしかるべきものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
前記ぜんきのとおりわがくに野生のいわゆるタチバナに、かくタチバナの名をたしておくのは元来がんらい間違いであるのみならず、前からすでにある歴史上のタチバナの本物と重複するから
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)