“殿堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんどう77.8%
でんだう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の人の作った戯曲の面白さが分らないとすれば、つみは自分の方にある。残念ながら、自分は藝術の殿堂でんどううかゞう資格がないのである。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
とひッ返した手下の者は、やがて、殿堂でんどうの広間へ、ふたりの武士をあんないしてきた。呂宋兵衛るそんべえは上段の席から鷹揚おうようにながめて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みづうみ殿堂でんだうこゝろざす、曲折きよくせつかぞふるにいとまなき、このなが廊下らうかは、五ちやうみぎれ、十ちやうひだりまがり、二つにわかれ、三つにけて、次第々々しだい/\奥深おくふかく、はやきはとなり、しづかなるはふちとなり、はしるははやせとなり
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
浦上天主堂うらかみてんしゆだう無元罪むげんざいサンタマリアの殿堂でんだうあるひは単純に御堂みだうとぞいふ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)