“曲折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょくせつ40.0%
きよくせつ40.0%
ぎざぎざ10.0%
カアヴ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どっちの道も曲折きょくせつしていて、真直まっすぐはずれを望み得るものはない。どの方を見ても、こんもりとした杉の林が空に魔物が立っているように黒くなって見えた。
悪魔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
べつ特別とくべついたむわけでもなく外面ぐわいめんからも右足うそく膝關節しつくわんせつは、なんの異常いじやうもなかつたのであるけれども、自由じいう曲折きよくせつ出來できないめに、學校がくかうでは作法さはふ體操たいさうやすまなければならなかつた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
曲折ぎざぎざに銀をせてる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
そしてもう一度、心地こゝちよい秋のある暮方、私はロートンへの路を歩いてゐた。途中は小川のへりに沿ひ、谷の美しい曲折カアヴの間を縫ふ畫のやうな路であつた。