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曲物
ふりがな文庫
“曲物”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
まげもの
68.0%
くせもの
32.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まげもの
(逆引き)
もう尾瀬沼に近い随分不便な村ですが、ここで色々面白い品に
廻
(
めぐ
)
り会います。
手彫
(
てぼり
)
の
刳鉢
(
くりばち
)
や
曲物
(
まげもの
)
の手桶や、風雅な趣きさえ感じます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
牧場、牧舎の見廻りが一通り済んで、
小舎
(
こや
)
へ帰って、二人水入らずの
晩餐
(
ばんさん
)
の後、番兵さんは一個の
曲物
(
まげもの
)
を、茂太郎の前に出して言う
大菩薩峠:28 Oceanの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
曲物(まげもの)の例文をもっと
(17作品)
見る
くせもの
(逆引き)
文三は恐ろしい
顔色
(
がんしょく
)
をしてお勢の
柳眉
(
りゅうび
)
を
顰
(
ひそ
)
めた
嬌面
(
かお
)
を
疾視付
(
にらみつ
)
けたが、恋は
曲物
(
くせもの
)
、こう疾視付けた時でも
尚
(
な
)
お「美は美だ」と思わない訳にはいかなかッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
六郎は
曲物
(
くせもの
)
と思ったので、
己
(
じぶん
)
の体を見せないようにと、ちょと己を見返って、それが木立の陰になっているのを
見極
(
みきわ
)
めると、急いで雨戸の方へ眼をやった。
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
曲物(くせもの)の例文をもっと
(8作品)
見る
“曲物”の解説
曲物(まげもの・わげもの)は、檜・杉などの薄く削り取った材を円形に曲げ、合せ目を樺・桜の皮などで綴じて作った容器。曲物を作る職人を曲物師、特に曲げ職人を曲師という。
(出典:Wikipedia)
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“曲物”で始まる語句
曲物細工
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此曲物
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