“柳眉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうび86.4%
りうび9.1%
まゆ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はね起きると、またすぐに、胸の辺りをドンと突かれたが、お綱は、うしろへよろけながら、きッと、柳眉りゅうびさかだてて
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
顏差しのぞきて猫撫聲ねこなでごゑ、『や、や』とびるが如くゑみを含みて袖を引けば、今までいらへえもせずうつむき居たりし横笛は、引かれし袖を切るが如く打ち拂ひ、忽ち柳眉りうび逆立さかだて、言葉ことばするど
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
折々にさゞ波うつ柳眉まゆの如何なる愁ひやふくむらん、金をとかす此頃の暑さに、こちたき髮のうるさやとすましけるは今朝、おのづからの緑したゝらん計なるが肩にかゝりて
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)