柳眉りうび)” の例文
顏差しのぞきて猫撫聲ねこなでごゑ、『や、や』とびるが如くゑみを含みて袖を引けば、今までいらへえもせずうつむき居たりし横笛は、引かれし袖を切るが如く打ち拂ひ、忽ち柳眉りうび逆立さかだて、言葉ことばするど
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
梅子の柳眉りうび逆立さかだてり「軍人の思想は其程それほどに卑劣なものですか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)