“りゅうび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柳眉61.3%
劉備32.3%
竜尾3.2%
龍眉3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文三は恐ろしい顔色がんしょくをしてお勢の柳眉りゅうびひそめた嬌面かお疾視付にらみつけたが、恋は曲物くせもの、こう疾視付けた時でもお「美は美だ」と思わない訳にはいかなかッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
蜀漢しょくかん劉備りゅうび諸葛孔明しょかつこうめい草廬そうろを三たびう。これを三れいと言うてナ。しん、もと布衣ほい……作阿弥殿、御名作をお残しになるよう、祈っておりますぞ。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
失望のあまり黄帝は、遠く広く天の修理者を求めた。捜し求めたかいはあって東方の海から女媧じょかという女皇、つのをいただき竜尾りゅうびをそなえ、火の甲冑かっちゅうをまとって燦然さんぜんたる姿で現われた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
龍眉りゅうび鳳目ほうもく、唇あかく、いかにも洒々しゃしゃたる侠骨の美丈夫。背には一の狩矢、手に籐巻とうまきの弓をかいこんでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)