“曲輪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くるわ91.8%
ぐるわ8.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つべこべ申すな! ここは曲輪でない。そのように世辞使わなくともよいわ。——相尋ぬることがある。偽り言うては相成らんぞ」
ただし姫路の町は敵の放火をうけておるが、姫山の曲輪は、小なりといえびくともせぬ、必ず案じるなかれと、書面での父のことば。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
晩秋の午後のひざしの明るい御隠居曲輪の繩屋の縁さきに出て、十人あまりの若い娘たちがさいぜんからかしましくき交わしていた。
石ころ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
数日の後には、興世王の妻、女、童、下郎たちも辿りついて、彼の一家族だけでも五十人近い人間がまた、豊田曲輪のうちに住むことになった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)