“東曲輪”の読み方と例文
読み方割合
ひがしぐるわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利家から直々じきじきに、奥村助右衛門おくむらすけえもんへ付けられた者で、末森城の一部将として、こんども東曲輪ひがしぐるわにたてこもっていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西曲輪にしぐるわ東曲輪ひがしぐるわとの往来さえ舟やいかだでするほどだった。城兵は、染戸そめどの染板数百枚をあつめて、軽舸はしけを作った。水上戦のとき、それに載って寄手の大船へ攻めかかった勇者もある。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)