“筏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いかだ99.2%
イカダ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隣の棟に居て氏のノドボトケの慄(ふる)えるのを感じる。太いが、バスだが、尖鋭な神経線を束ねて筏(いかだ)にしそれをぶん流す河のような声だ。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
(左様だ、今頃は弥六親仁(やろくおやじ)がいつもの通(とおり)、筏(いかだ)を流して来て、あの、船の傍(そば)を漕(こ)いで通りすがりに、父上(ちゃん)に声をかけてくれる時分だ、)
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
スベテノ言(ゲン)、正(タダ)シク、スベテノ言(ゲン)、嘘(ウソ)デアル。所詮(ショセン)ハ筏(イカダ)ノ上(ウエ)ノ組(ク)ンヅホツレツデアル、ヨロメキ、ヨロメキ、君(キミ)モ、私(ワタシ)モ、ソレカラ、マタ、林氏(ハヤシシ)、寝(ネ)ル間(マ)モ烈(ハゲ)シク一様(イチヨウ)ニ押(オ)シ流(ナガ)サレテ居(オ)ルヨウダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)