“一様”のいろいろな読み方と例文
旧字:一樣
読み方割合
いちよう66.7%
いちやう14.3%
いつよう4.8%
つい4.8%
イチヨウ4.8%
ユニーク4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝室ていしつをば政治社外の高処こうしょあおたてまつりて一様いちようにその恩徳おんとくよくしながら、下界げかいおっあいあらそう者あるときは敵味方の区別なきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
僕は風向かざむきに従つて一様いちやうに曲つた松の中に白い洋館のあるのを見つけた。すると洋館もゆがんでゐた。僕は僕の目のせゐだと思つた。しかし何度見直しても、やはり洋館はゆがんでゐた。
鵠沼雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さて目も、口も、鼻も、眉も、一様いつよう普通のものにてはこれなく、いづれも、ゆがみ、ひそみ、まがり、うねりなどつかまつり、なかには念入ねんいりにて、酔狂にも、真赤な舌をかせたるが見え候。
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
十人の書生に一様ついの仕着せさ。ゑらいじやないか、それで自分は甘んじて、鎖ばかり下げて歩行てるんだ。どうだ猪飼なんぞに、真似も出来やあしまい。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
スベテノゲンタダシク、スベテノゲンウソデアル。所詮ショセンイカダウエンヅホツレツデアル、ヨロメキ、ヨロメキ、キミモ、ワタシモ、ソレカラ、マタ、林氏ハヤシシハゲシク一様イチヨウナガサレテルヨウダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その反対にドラフツでは、動きが一様ユニークで変化が少なく、しくじる率も少ないし、わりあいに注意力も働かされずにすむので、利益はすべて、どちらかの優れて明敏なほうが得ることになる。