“北曲輪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きたぐるわ83.3%
きたくるわ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらに搦手門からめてもんの上に、北曲輪きたぐるわを建て増し、また本丸には、多少、普請らしい工をらして、正成殿をはじめ、御台所や和子たちにも、河内和泉の御守護らしく
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城将の日幡景親が、北曲輪きたぐるわの防備を巡視中、何者かに、鉄砲で狙撃そげきされたのである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同志のひとり三原隼人はやとが、忍び上手なので、城壁をこえてまぎれ入り、城中北曲輪きたくるわの天神池のそばにある主君の獄舎まで、内外の連絡をとるために行くことになった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)