“北上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きたかみ89.5%
きたうえ5.3%
ほくじょう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれのはもっとずっと上流の北上きたかみ川から遠くの東の山地まで見はらせるやうにあの小桜山の下の新らしくひらいた広い畑を云ったんだ。
台川 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
大正十二年のおそろしい関東大地震の震源地は相模さがみなだの大島おおしま北上きたうえの海底で、そこのところが横巾よこはば最長三海里、たて十五海里のあいだ、深さ二十ひろから百ひろまで
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
多分、その日の夜にると、北上ほくじょうしてきた赤軍せきぐんは、勢いに乗じて、大挙たいきょ土佐湾の夜襲戦やしゅうせんを展開することだろうと、想像された。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)