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右足
又平が
右足を縮めて体を
捻る。やっ! という掛声、木剣が
閃いたと見る一瞬、兵右衛門、断鉄の一撃を
脾腹に食らって、うんとも言わず横ざまにどうと倒れた。
余の
考がここまで漂流して来た時に、余の
右足は突然
坐りのわるい
角石の
端を踏み
損くなった。
また
今日の
下駄によく
似て
鼻緒の
前の
孔が
右足は
左に、
左足は
右にかたよつて
出來た
石の
下駄が
出て
來ることがあります。
よく
見ると、その
青年は、
右足は
義足で、
草の
上に、
松葉づえがおいてありました。