悪魔あくま
道の上が白く乾いて、風が音を立てずに木を揺っていた。家々の前に立っている人は、何か怖しい気持に襲われているように眼をきょときょとしながら、耳を立てて、爪先で音を立てぬように、互に寄り添って、耳から耳へと語り合っていた。 頃は四月であった。暗 …
作品に特徴的な語句
はずれ つむ かしが 引返ひっくりかえ 復活よみがえ しま にじ はず ひと 勿論むろん うつろ 一所ひとところ わたし 山刀なた おれ とばり めぐ ゆす なぐ もら 渓底たにぞこ ひそ とも くら ならい おび 螺旋ねじ いただ おど 一寸ちょっと 一片ひとひら たがい 亜鉛トタン 先刻さっき 光景ありさま まる 刹那せつな つんざ 勿論もちろん 反身そりみ 吃驚びっくり 各自めいめい 咽喉のど おし 四辺あたり 壁板したみ よろ へや 小児こども 小舎こや 少女おとめ 平常ふだん 引掻ひっか ゆる あて 後方うしろ 悪寒おかん 悪疫あくえき もだ 憎々にくにく はばか ちょう 揺起ゆりおこ 早咲はやざき さら 曲折きょくせつ 本籠もとごめ 杜絶とだ 果敢はか はた から 活々いきいき つぶ けむり すす 版図はんと 生温なまぬる 田圃たんぼ 甲高かんだか 疱瘡ほうそう あと 白髪しらが 真直まっすぐ 眼瞼まぶた 研石といし たた すく つい すが
題名が同じ作品
悪魔 (新字旧仮名)芥川竜之介 (著)