“亜鉛”のいろいろな読み方と例文
旧字:亞鉛
読み方割合
トタン51.3%
とたん33.3%
あえん12.8%
ブリキ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
窓の外は隣家との境の亜鉛トタン塀で、塀の上に伸び出てる桜の梢が見えていた。直接の日光が射さないせいか、室の空気が底冷たかった。
白血球 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
みんなつの瀬戸もののエボレツトを飾り、てつぺんにはりがねのやりをつけた亜鉛とたんのしやつぽをかぶつて、片脚でひよいひよいやつて行くのです。
月夜のでんしんばしら (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
雨戸の外は五月雨さみだれである。庭の植込に降る雨の、鈍い柔な音の間々あいだあいだに、亜鉛あえんといを走る水のちゃらちゃらという声がする。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これは亜鉛ブリキのゾラ、擬ひの自然主義だ。
懐疑的宣言 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)