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湍
ふりがな文庫
“湍”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たぎ
50.0%
せ
16.7%
たん
8.3%
はや
8.3%
はやせ
8.3%
タギ
8.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たぎ
(逆引き)
そこは一旦
湍
(
たぎ
)
った水が今までの勢いを失いながら、両岸の石と砂との間に青々と
澱
(
よど
)
んでいる所であった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
湍(たぎ)の例文をもっと
(6作品)
見る
せ
(逆引き)
爾時
(
そのとき
)
牝馬狂い出し、巌高く
湍
(
せ
)
速く谷深きを物ともせず飛び越え跳び越え駈け廻る、この時ヒッポマネス馬身より流れ出づという。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
湍(せ)の例文をもっと
(2作品)
見る
たん
(逆引き)
そして船が巖の間をすれすれに急
湍
(
たん
)
を下る時にも、叫び声一つあげず、じっと船頭の巧みな
櫂
(
かい
)
のつかい方に見入り、かつて何かで読んだことのある話を思い出していた。
次郎物語:03 第三部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
湍(たん)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
はや
(逆引き)
泰助は、幕の蔭よりこれを見て、躍り
出
(
いで
)
んと思えども、敵は多し身は
単
(
ひと
)
つ、
湍
(
はや
)
るは血気の不得策、今いうごとき情実なれば、よしや
殴打
(
おうだ
)
をなすとても、死に致す
憂
(
うれい
)
はあらじ。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
湍(はや)の例文をもっと
(1作品)
見る
はやせ
(逆引き)
湖
(
みづうみ
)
の
殿堂
(
でんだう
)
を
志
(
こゝろざ
)
す、
曲折
(
きよくせつ
)
算
(
かぞ
)
ふるに
暇
(
いとま
)
なき、この
長
(
なが
)
い
廊下
(
らうか
)
は、五
町
(
ちやう
)
右
(
みぎ
)
に
折
(
を
)
れ、十
町
(
ちやう
)
左
(
ひだり
)
に
曲
(
まが
)
り、二つに
岐
(
わか
)
れ、三つに
裂
(
さ
)
けて、
次第々々
(
しだい/\
)
に
奥深
(
おくふか
)
く、
早
(
はや
)
きは
瀬
(
せ
)
となり、
静
(
しづか
)
なるは
淵
(
ふち
)
となり、
奔
(
はし
)
るは
湍
(
はやせ
)
となり
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
湍(はやせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
タギ
(逆引き)
木の葉のさやぎも、草原の輝きも、水の
湍
(
タギ
)
ちも、家と家とのたゝずまひも、道の
迂
(
ウネ
)
りも、畠や田の交錯して居るさまも、一つ/\心にしみ/″\ととりこまれて行く。
山の音を聴きながら
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
湍(タギ)の例文をもっと
(1作品)
見る
湍
漢検1級
部首:⽔
12画
“湍”を含む語句
急湍
奔湍
激湍
大急湍
深湍
湍津姫
湍津瀬
湍流
潺湍
碧湍
臨湍寺
許湍乃春野乎
飛湍
“湍”のふりがなが多い著者
下村湖人
北原白秋
南方熊楠
泉鏡太郎
泉鏡花
吉川英治
折口信夫
芥川竜之介