“はやせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
早瀬78.9%
急瀬10.5%
奔湍5.3%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも、あおいかえるをはりにつけて、どろぶかかわで、なまずをり、やまからながれてくる早瀬はやせでは、あゆをるのだというはなしでした。
都会はぜいたくだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
聴け、夜に叫ぶ髑髏されかうべ急瀬はやせの小石
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
谷底は地殻ちかくの割れ目みたいな乱岩大石の状をなし、走り流れる奔湍はやせの凄さは、たちまち、夏を忘れさせる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みづうみ殿堂でんだうこゝろざす、曲折きよくせつかぞふるにいとまなき、このなが廊下らうかは、五ちやうみぎれ、十ちやうひだりまがり、二つにわかれ、三つにけて、次第々々しだい/\奥深おくふかく、はやきはとなり、しづかなるはふちとなり、はしるははやせとなり
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)