“奥深”のいろいろな読み方と例文
旧字:奧深
読み方割合
おくふか76.9%
おくぶか19.2%
おくぶこ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現界げんかい景色けしきくらべてべつ格段かくだん相違そういもありませぬが、ただこちらの景色けしきほうがどことなくきよらかで、そして奥深おくふかかんじがいたしました。
代官町だいかんまちの大一と云う店で、東京に二箱仕出す。奥深おくぶかい店は、林檎と、箱と、巨鋸屑おがくずと、荷造りする男女で一ぱいであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
これが角屋敷かどやしきで、折曲おれまがると灰色をした道が一筋ひとすじ、電柱のいちじるしく傾いたのが、まえうしろへ、別々にかしらって奥深おくぶこう立って居る、鋼線はりがねが又なかだるみをして、廂よりも低いところを、弱々よわよわと、斜めに
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)