“ほんたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奔湍95.0%
奔潭5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英田川あいだがわの上流をなしている奔湍ほんたんは、その脚下、百尺のいわから巌へぶつかって、どうどうと、吠えくるッている。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
流水濁らず、奔湍ほんたん腐らず、御心境日々に新たなる事こそ、貴殿の如き芸術家志望の者には望ましく被存候。
不審庵 (新字新仮名) / 太宰治(著)
部下を上流下流に分け、声も嗄れよと呼んでみたが、答えるものは奔潭ほんたんの波だけだった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)