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『不審庵』
ふりがな文庫
『
不審庵
(
ふしんあん
)
』
拝啓。暑中の御見舞いを兼ね、いささか老生日頃の愚衷など可申述候。老生すこしく思うところ有之、近来ふたたび茶道の稽古にふけり居り候。ふたたび、とは、唐突にしていかにも虚飾の言の如く思召し、れいの御賢明の苦笑など漏し給わんと察せられ候も、何をか …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
究
(
きわむ
)
顰
(
ひん
)
仇讐
(
きゅうしゅう
)
嗄
(
しゃが
)
膝行
(
しっこう
)
而
(
しこう
)
敢
(
あ
)
哉
(
や
)
降
(
くだ
)
挙
(
こぞ
)
雪崩
(
なだ
)
能
(
あた
)
如
(
し
)
紹鴎
(
しょうおう
)
飛沫
(
ひまつ
)
穿
(
うが
)
褒
(
ほ
)
襖
(
ふすま
)
被存
(
ぞんぜられ
)
要
(
い
)
膝
(
ひざ
)
薬鑵
(
やかん
)
茶筌
(
ちゃせん
)
苦衷
(
くちゅう
)
研鑽
(
けんさん
)
耽
(
ふけ
)
紊
(
みだ
)
筈
(
はず
)
狼狽
(
ろうばい
)
釜
(
かま
)
魂胆
(
こんたん
)
驕奢
(
きょうしゃ
)
驕
(
おご
)
馴染
(
なじみ
)
首肯
(
うなず
)
風炉
(
ふろ
)
顛倒
(
てんとう
)
頸
(
くび
)
頗
(
すこぶ
)
雖
(
いえど
)
覆載
(
ふうさい
)
野暮
(
やぼ
)
鄙陋
(
ひろう
)
遽
(
にわ
)
遜譲
(
そんじょう
)
逝去
(
せいきょ
)
追従
(
ついしょう
)
躙
(
にじ
)
贋物
(
にせもの
)
贅沢
(
ぜいたく
)
傚
(
なら
)
奢侈
(
しゃし
)
奔湍
(
ほんたん
)
喉
(
のど
)
唸
(
うな
)
哉
(
かな
)
呻
(
うめ
)
呆
(
あき
)
叱咤
(
しった
)
卓抜
(
たくばつ
)
勢揃
(
せいぞろ
)
妙訣
(
みょうけつ
)
候
(
そうろう
)
依
(
よ
)
侘
(
わび
)
佳肴
(
かこう
)
以
(
もっ
)
仕
(
つかまつ
)
仔細
(
しさい
)
之
(
これ
)
不粋
(
ぶすい
)
下手
(
へた
)
柄杓
(
ひしゃく
)
玩味
(
がんみ
)
献立
(
こんだて
)
七輪
(
しちりん
)
煤
(
すす
)
無之
(
これなく
)
濛々
(
もうもう
)
淳朴
(
じゅんぼく
)
流石
(
さすが
)
水甕
(
みずがめ
)
欣然
(
きんぜん
)
由緒
(
ゆいしょ
)
有之
(
これあり
)
昵懇
(
じっこん
)
掻
(
か
)
所以
(
ゆえん
)
恢復
(
かいふく
)
怪我
(
けが
)
思召
(
おぼしめ
)
就
(
つ
)
寵辱
(
ちょうじょく
)