“欣然”の読み方と例文
読み方割合
きんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以て此證據の品にもとづき事成就じやうじゆ致すやう深慮しんりよの程こそ願はしとのべければ伊賀亮は欣然きんぜんと打笑ひ左こそ有べし事を分てたのむとあれば義を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
茶会御出席に依り御心魂の新粧をも期し得べく、決してむだの事には無之これなく、まずは欣然きんぜん御応諾当然と心得申者に御座候。頓首。
不審庵 (新字新仮名) / 太宰治(著)
宋憲は欣然きんぜんと、武者ぶるいして、馬を飛ばして行ったが、敵の顔良に近づくと、問答にも及ばずその影は、一まつの赤い霧となってしまった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)