“欣喜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんき88.9%
よろこび11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は自分の力に欣喜きんきしながらパリーの中を濶歩かっぽした。理解されなくとも結構だ。その方がかえって自由だろう。
これを総括して改めて世にのこすことを慫慂しょうようせられ、さらにその整理校訂の労までを引き受けてくれられたことは、自分としては抑制しあたわざる欣喜きんきである。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
... 今大王ゆきかれを打取たまはば、これわがための復讐あだがえし、僕が欣喜よろこびこれにかず候」トいふに金眸いぶかりて、「こはしからず。その意恨うらみとは怎麼いかなる仔細しさいぞ、苦しからずば語れかし」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)