“風炉”の読み方と例文
読み方割合
ふろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火おけは南部ぎりのお丸胴でね。水屋があって、風炉ふろには松風の音がたぎっているし、これはまたどうでがす。気がきいてるじゃござんせんか。
第四章はもっぱら茶器の二十四種を列挙してこれについての記述であって、風炉ふろ(一〇)に始まり、これらのすべての道具を入れる都籃ちゃだんすに終わっている。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
お絹はいつでもお茶のはいるように、瀟洒しょうしゃな瀬戸の風炉ふろに火をいけて、古風な鉄瓶に湯をたぎらせておいた。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)