“風炉敷包”の読み方と例文
読み方割合
ふろしきづつみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時候がいので、近在のものが多く出ると見えて、札売場の前には草鞋わらじばきで風炉敷包ふろしきづつみを持った連中が、ぎっしり詰まったようになって立っている。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「君が毎日出勤すると、あの門から婆あさんが風炉敷包ふろしきづつみを持って出て行くというのだ。ところが一昨日おとといだったかと思う、その包が非常に大きいというので、妻がひどく心配していたよ。」
(新字新仮名) / 森鴎外(著)