“魂胆”の読み方と例文
旧字:魂膽
読み方割合
こんたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度こそこの鼻蔵人がうまく一番かついだ挙句あげく、さんざん笑い返してやろうと、こう云う魂胆こんたん悪戯いたずらにとりかかったのでございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
つはメントール侯の日常を知っている娘さんたちを味方につけて、翌日以後大いに利用しようという魂胆こんたんだったということである。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
計算計算といって長びいているのは、たんに仕事を長びかせるための渡瀬の魂胆こんたんではないかと邪推しだしたらしいのを渡瀬は感じた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)