“食道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょくどう50.0%
しよくだう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後七時になるとレストラントのとびら一斉いっせいに開く。誰が決めたか知らない食道しょくどう法律が、この時までフランス人の胃腑いのふに休息を命じている。
異国食餌抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
うむとうなった老師は、のみかけの酒を食道しょくどうの代りに気管きかんの方へ送って、はげしくき込んだ。
うなると昨夜さくやあたゝかな「スープ」や、狐色きつねいろの「フライ」や、蒸氣じようきのホカ/\とつてる「チツキンロース」などが、食道しよくだうへんにむかついてる。
なべなかすこしぷんとこげつくにほひがした。かれはお玉杓子たまじやくしてた。なべそこうごかすごとにぢり/\とつた。かれわづかあつ雜炊ざふすゐ食道しよくだう通過つうくわしてちつくときほかりとかんじた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)