“食道楽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くいどうらく83.3%
グウルメ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京に、もし京阪けいはんのような食道楽くいどうらくが発達していたら、おそらく、今日までまぐろの茶漬けを見逃してはいなかったであろう。
鮪の茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
多年の食道楽くいどうらくのために病的過敏となった舌の先で、苦味にがいともからいともすっぱいとも、到底一言ひとことではいい現し方のないこの奇妙な食物のあじわいを吟味して楽しむにつけ
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それからふしょうぶしょうに臨時の席につく。実際巴里人には妻も子も持たないで生涯の愛を舌に捧げる食道楽グウルメがたくさんある。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)