“突入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきい38.5%
とつにゅう38.5%
つゝぺえ7.7%
つツぺえ7.7%
とつにふ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永禪和尚は毒喰わば皿までねぶれと、死骸をごろ/\転がして、本堂の床下へ薪割で突込つきこみますのは、今に奉公人が帰って来てはならぬと急いで床下へ深く突入つきいれました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
やがて、中でもいちばん勇敢ゆうかんなネズミが一ぴき、その穴の中にとびこんで、いまにもグリンミンゲじょうの中へ突入とつにゅうしようとしました。
けたところでがんしよ……ふな一尾いつぴきはいつた手応てごたへもねえで、みづはざんざと引覆ぶつけえるだもの。人間にんげん突入つゝぺえつたおもさはねえだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
だれだとおもふ、かゝあながわづらひでなけりや、小兒がきなんぞれちやねえ。う、やつこ思切おもひきつて飛込とびこめ。生命いのちがけで突入つツぺえれ! てめえにやあついたつて、ちやんにはぬるいや。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
不可能ふかのうで、また其目的そのもくてきのみの大學だいがくでもなし博物館はくぶつくわんでもない、ゆゑ今一息いまひといきといふ岡目をかめひやう其所そこ突入とつにふするだけの餘地よちいでもい。