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突入
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とつにゅう
ふりがな文庫
“
突入
(
とつにゅう
)” の例文
やがて、中でもいちばん
勇敢
(
ゆうかん
)
なネズミが一ぴき、その穴の中にとびこんで、いまにもグリンミンゲ
城
(
じょう
)
の中へ
突入
(
とつにゅう
)
しようとしました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
放送局裏に、
不可解
(
ふかかい
)
の部隊が集結しているぞ。
突入
(
とつにゅう
)
誰何
(
すいか
)
しろ。友軍だったら、
短銃
(
ピストル
)
を二発射て。怪しい奴だったら、三発うて。避難民だったら、四発だ。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
生ぬるい水中へぎゅーんと五体がただ一つの勢力となって
突入
(
とつにゅう
)
し、全
皮膚
(
ひふ
)
の全感覚が、重くて自由で、
柔軟
(
じゅうなん
)
で、緻密な液体に
愛撫
(
あいぶ
)
され始めると何もかも忘れ去って
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
雪の場合のように目標が
茫漠
(
ぼうばく
)
としていて、手探りの
盲目
(
もうもく
)
飛行の中で、一点の雲の切れ目を
捕
(
とら
)
えて、機を逸せずその方へ
突入
(
とつにゅう
)
して行くようなことをくり返して行く仕事では、小出しに満を持しては
実験室の記憶
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
委員G「
遮二無二
(
しゃにむに
)
、マライ半島へ
突入
(
とつにゅう
)
するんだ。そしてゴムを
掻
(
か
)
き
集
(
あつ
)
める」
諜報中継局
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“突入”の意味
《名詞》
突入(とつにゅう)
いきなり押し入ること。いきおいよく入ること。危険のある中へ注意や覚悟をもって進むこと。
重大な局面に入ること。
《動詞》
いきなり押し入る。いきおいよく入る。危険のある中へ注意や覚悟をもって進む。
重大な局面に入る。(大袈裟に)時期に入る。
(出典:Wiktionary)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突飛
突出
突如
突兀
突伏
突張