“甦生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうせい40.0%
そせい32.0%
よみがえ16.0%
かうせい4.0%
かへ4.0%
よみがへり4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、かれが甦生こうせいに奮起した動機を聞いて、自分の中にも、その力はあると、何か急に、立ち上がりたいような気もちに襲われていた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陽春のある黄昏たそがれである。しかし、万物甦生そせいに乱舞するこの世の春も、ただこの部屋をだけは訪れるのを忘れたかのように見える。
黄昏の告白 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
勘助の姿の見えなくなった時、気絶から甦生よみがえったお吉を肩に、九十郎がさすがに取り乱した姿で、門口まで来たが貝十郎を見ると
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「築上げる? そりや好いかも知れん。然し、築上げたいにも築けん人がある。僕なぞもその一人だ。君等のやうに降誕も奇蹟も甦生かうせいも、何の苦も無く信じ得る人は幸福だよ。そりや幸福だよ。」
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
いまはた、呼吸いき甦生かへ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
人々ひとびと御主おんあるじよ、われをもたすたまへ。」此世このよ御扶おんたすけ蒼白あをじろいこのわが罪業ざいごふあがなたまはなかつた。わが甦生よみがへりまでわすれられてゐる。