“かうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高聲25.0%
康正12.5%
更正12.5%
更生12.5%
校正12.5%
甦生12.5%
高声12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
席次せきじ不同ふどうおも々々/\めてはゐるが、高聲かうせいかたるもの、わらふものは一人ひとりもなかつた。そうみな紺麻こんあさ法衣ころもて、正面しやうめん曲彔きよくろく左右さいうれつつくつてむかあはせにならんだ。その曲彔きよくろくしゆつてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
……驚破すはや相噛あひかまば、たゝかはゞ、此波このなみき、此巌このいはくづれ、われぶ、とこゑげて「康正かうせいさーん。」博士はかせたすけよ、とばむとするときなんと、……うなじり、ほゝおもり、あしいだくとるや
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かくごとくしてはじめて日本にほん經濟けいざい更正かうせいする。これ金解禁後きんかいきんご經濟界けいざいかいたいする唯一ゆゐつ活路くわつろである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
長い間乾き切つてきつきさうになつてゐた私の胸も、その響きに合せて高まり、活々とした血が漲り——私の肉體は更生かうせいを望み——私の魂は清らかな歡喜にかはいてゐるのでした。
前刻さつきすがさんにつたときわたしをりしもあかインキで校正かうせいをしてたが、組版くみはん一面いちめん何行なんぎやうかに、ヴエスビヤス、噴火山ふんくわざん文宇もんじがあつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「築上げる? そりや好いかも知れん。然し、築上げたいにも築けん人がある。僕なぞもその一人だ。君等のやうに降誕も奇蹟も甦生かうせいも、何の苦も無く信じ得る人は幸福だよ。そりや幸福だよ。」
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
こゝろざしは行ふものとや、おろかしき君よ、そはうゑはしるに過ぎず。志はたゞ卓をたゝいて、なるべく高声かうせいに語るにとゞむべし。生半なまなかなる志を存せんは、存せざるに如かず、志は飯を食はす事なければなり。
青眼白頭 (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)