“こうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後世23.7%
曠世12.4%
甦生10.3%
高声9.3%
後生9.3%
恒星6.2%
更生5.2%
江西4.1%
控制3.1%
侯成2.1%
公正2.1%
好晴2.1%
攻勢2.1%
鋼青2.1%
厚情1.0%
好霽1.0%
広西1.0%
校正1.0%
構成1.0%
黄星1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(七九)閭巷りよかうひとおこなひてんとほつするものは、(八〇)青雲せいうんくにあらずんば、いづくんぞく(名ヲ)後世こうせいかん
では忌憚きたんなく申しあげる。——四海大いに乱るるの時、家祖、東呉を興したまい、いまや孫家の隆昌は、曠世こうせいの偉観といっても過言ではありません。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甦生こうせいした新しい茂兵衛が出現して対面してから、この思い出す瞬間までのカットの数が少しばかり多すぎるから思い出しがわざとらしくなるのではないか。
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
であるからして自分が唐詩選とうしせんでも高声こうせいに吟じたら気分が晴々せいせいしてよかろうと思う時ですら、もし自分のように迷惑がる人が隣家に住んでおって
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
後生こうせいを口にすること、一派の癖のやうになりぬ。りくに汽車あり、海に汽船あり、今や文明の世の便利を主とすればなるべし。
青眼白頭 (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
そして恒星こうせいのやうに動かなくなるのだらう。さうだ、あなたも亦私を支配する力を持つてゐて私を傷けることが出來るのだ。
と私は更生こうせい一新の発心ほっしんをしたばかりだったから、無暗に理想が高くて他を律するに厳しかった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
丹泉は元来毎〻つねづね江西こうせい景徳鎮けいとくちんへ行っては、古代の窯器の佳品の模製を良工に指図しては作らせて、そしていわゆる掘出し好きや、比較的低い銭で高い物を買おうとする慾張りや
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しからばすなわち万一の変あるも控制こうせいやすしと、帝けいこたえたまわく、燕王は骨肉至親なり、何ぞこれに及ぶことあらんやと。敬曰く、ずい文揚広ぶんようこうは父子にあらずやと。敬の言実に然り。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
下邳は徐州の出城のようなもので、もとより小城だが、そこには部下の侯成こうせいがいるし、要害の地ではあるので
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれは、もう、なか刺戟しげきには、えられなくなりました。また、いろいろな喜悲劇きひげきるのがわずらわしくなりました。そこには、平和へいわというもの、公正こうせいというものが、まったくなかったからです。
空も水も、澄みきった好晴こうせいの日であったが、浪はかなり高かった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは退軍の合図あいずであったと見えて、いままで攻勢こうせいをとっていた野武士のぶしたちは、一どにどッとうしおのごとく引きあげてきたようす。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは空気の中に何かしらそらぞらしい硝子ガラスの分子のようなものがうかんできたのでもわかりましたが第一だいいち東の九つの小さな青い星でかこまれたそらの泉水せんすいのようなものが大へん光が弱くなりそこの空は早くも鋼青こうせいから天河石てんがせきいたかわっていたことからじつにあきらかだったのです。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
得ずそうらえ共お辰様身の上につき御厚情こうせい相掛あいかけられし事承り及びあり難く奉存候ぞんじたてまつりそうろうさて今日貴殿御計おんはからいにてお辰婚姻取結ばせられ候由驚入申おどろきいりもうし仔細しさいこれあり御辰様儀婚姻には私かた故障御座候故従来の御礼かたがたまかり出て相止申あいとめもうすべくともぞんい候えども如何いかにも場合切迫致しかつはお辰様心底によりては私一存にも参りがたくようの義に至り候ては
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
星がひらめいていれば、明日の好霽こうせいぼくされるので、おがむようにして悦ぶ、その次にのぞくと、星どころではない、漆黒の空である、人の心も泣き出しそうになる、しかし暁天までには
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
広西こうせい地方には※蛇きょうだというものがある。この蛇は不思議に人の姓名を識っていて、それを呼ぶのである。呼ばれてこたえると、その人は直ちに死ぬと伝えられている。
角谷は十三四の年地方から出京して、其主人は親類筋しんるいすじに当る某書店に奉公した。美的百姓が「寄生木やどりぎ」を出す時、角谷はその校正こうせいを持って銀座と粕谷の間を自転車で数十回往復した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
てい全體ぜんたいこと/\金屬きんぞくもつ構成こうせいせられ、觀外塔くわんぐわいたふ上甲板じやうかんぱん兩舷側りようげんそくはいふまでもなく、舵機室だきしつ發射室はつしやしつ艇員居室等ていゐんきよしつとう、すべて一種いつしゆ堅強けんきようなる裝甲さうかうをもつて保護ほごされて
いまから五十年前——まだ桓帝かんてい御宇ぎょうの頃です。遼東の人で殷馗いんきという予言者が村へきたとき申しました。近頃、いぬいの空に黄星こうせいが見える。あれは五十年の後、この村に稀世の英傑が宿するしらせじゃと。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)