“こうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウジョウ
語句割合
口上48.9%
工場28.3%
皇麞3.3%
江城2.2%
皇城2.2%
綱常2.2%
交情1.1%
光乗1.1%
厚情1.1%
向上1.1%
(他:8)8.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
意外な口上こうじょうをきいて、忍剣にんけん龍太郎りゅうたろうが顔を見あわせていると、井上大九郎が語をついで、
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その口上こうじょうを聞いていると、よくもきまりが悪くないと思われるほど親方は思い切って大げさなふいちょうをした。
要吉の家では、その桃を、問屋とんやや、かんづめ工場こうじょうなどに売ったお金で一年中のくらしをたてていたのです。
水菓子屋の要吉 (新字新仮名) / 木内高音(著)
このかわのふちは、一たい貧民窟ひんみんくつんでいて、いろいろの工場こうじょうがありました。
星の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
暮れかかるころに「皇麞こうじょう」という楽の吹奏が波を渡ってきて、人々の船は歓楽陶酔の中に岸へ着き、設けられた釣殿つりどのの休息所へはいった。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
また大将の典侍腹てんじばらの二男と、式部卿の宮の御長男でもとは兵衛督であって今は源中納言となっている人の子のこの二人が「皇麞こうじょう」、右大臣の三男が「陵王りょうおう」、大将の長男の「落蹲らくそん」のほかにも「太平楽」「喜春楽」などの舞曲も若い公達きんだちが演じた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
麹町永田馬場の日吉山王、江城こうじょう産土神うぶすながみとして氏子うじこもっとも多く、六月十五日はその祭礼である。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
——近ごろ、大奥にかしましい妖説は是か非か、江城こうじょうの深秘、人参畑の血塚の真相は何でありましょうか。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当時都下の平民が新に皇城こうじょうの門外に建てられたこの西洋造を仰ぎ見て、いかなる新奇の念とまた崇拝の情に打れたか。
針を売って、漂泊していた頃、彼は京針を仕入れにここへ出て来たこともある。指折れば、六、七年前でしかないが、皇城こうじょうの地の世態せたいは、甚だしく変っていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の書のたいたるや、水滸伝すいこでん平妖伝へいようでん等に同じといえども、立言りつげんは、綱常こうじょう扶植ふしょく
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
踏海とうかいの策敗れて下田の獄に繋がるるや、獄卒ごくそつに説くに、自国を尊び、外国を卑み、綱常こうじょうを重んじ、彝倫いりんついずべきを以てし、狼の目より涙を流さしめたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
夫人と自分との交情こうじょうが発展して行く有様が、いろ/\に頭の中に描かれた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
めぬきは四代光乗こうじょうが作らしく、観世水かんぜみず若鮎わかあゆめこまれ、柳しぼりのさやごしらえ
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けん一は、ただ、その厚情こうじょう感謝かんしゃしました。
空晴れて (新字新仮名) / 小川未明(著)
それがつまり向上こうじょうなのでございましょうかしら……。
それが一だん向上こうじょうすると浅黄色あさぎいろになり、さらまた向上こうじょうすると、あらゆるいろうすらいでしまって、なんともいえぬ神々こうごうしい純白色じゅんぱくしょくになってる。
今や工揚こうじょう煤烟ばいえんと電車の響とに日本晴にほんばれの空にもとんびヒョロヒョロの声まれに、雨あがりのふけた夜に月は出ても蜀魂ほととぎすはもうかなくなった。
ゆう太守のむすめで幼な名を庚娘こうじょうというのを夫人に迎えたが、綺麗きれいなうえに賢明であったから、夫婦の間もいたってむつましかった。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
そしてあの荒れ小屋に連れこむと、身の自由を奪っていろいろと折檻せっかんしたが、強情こうじょうな彼奴は、どうしても白状しなかった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
攻城こうじょう野戦やせんおよそ八箇月、わずかに平定へいていこうそうしたれども
「あんたと許嫁いいなずけになっていた興娘こうじょうも、病気でなくなったのじゃ」
金鳳釵記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
問題の地下戦車第一号は大型の二台の牽引車に鋼条こうじょうでつながれ、まわりを小型戦車にまもられながら、ひきずられて、いった。その大きさは、三十トン戦車ぐらいのものであった。
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
香城こうじょうはその晩年の号である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
或者は大成し、或者は中道で倒れ、そうして一般の標準なるものは高上こうじょうするに相違ない。
日本探偵小説界寸評 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)