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皇麞
ふりがな文庫
“皇麞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こうじょう
75.0%
おうじょう
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうじょう
(逆引き)
暮れかかるころに「
皇麞
(
こうじょう
)
」という楽の吹奏が波を渡ってきて、人々の船は歓楽陶酔の中に岸へ着き、設けられた
釣殿
(
つりどの
)
の休息所へはいった。
源氏物語:24 胡蝶
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
また大将の
典侍腹
(
てんじばら
)
の二男と、式部卿の宮の御長男でもとは兵衛督であって今は源中納言となっている人の子のこの二人が「
皇麞
(
こうじょう
)
」、右大臣の三男が「
陵王
(
りょうおう
)
」
源氏物語:35 若菜(下)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
皇麞(こうじょう)の例文をもっと
(3作品)
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おうじょう
(逆引き)
こんどは自ら琵琶を取りあげて、
皇麞
(
おうじょう
)
の急を弾き出されるのであった。
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
皇麞(おうじょう)の例文をもっと
(1作品)
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“皇麞”の解説
皇麞(おうじょう)は、雅楽の唐楽の曲名の一つである。
平調で、四箇之大曲(しかのたいきょく)の一つである。漢字「麞」は訓読みでは「のろ」で鹿の一種を意味するが、この曲名ではその意味で使われているわけではなく、黄麞谷という中国の地名を指す。唐の中宗の時代に黄麞谷で戦死した将軍王孝傑の忠義ぶりをたたえて,帝がこの曲を作ったと伝えられる。
古くは序・破・急から成る舞楽があったというが、舞楽は廃絶し、現在明治撰定譜には管絃として急の楽章(早四拍子)のみが伝えられている。
(出典:Wikipedia)
皇
常用漢字
小6
部首:⽩
9画
麞
部首:⿅
22画
“皇”で始まる語句
皇子
皇后
皇帝
皇国
皇
皇孫
皇神
皇女
皇統
皇祖
“皇麞”のふりがなが多い著者
紫式部
作者不詳