“皇后”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きさき20.0%
みきさき20.0%
こうごう12.0%
きさい8.0%
カイゼリン4.0%
さま4.0%
おうこう4.0%
おおきさき4.0%
おほぎさき4.0%
こう/″\4.0%
クィーン4.0%
サルタナ4.0%
ツァリーッツァ4.0%
ツァーリナ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ともあれ、皇后きさきやらあまたな女房たちを先に、ここから落すことにせい。……敵とて、よもや女子供に、むざんな所為しょいもいたすまい」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わが娘を皇后みきさきに入れ、一門、摂関家せっかんけと位階をきそうた平相国へいしょうこくであろうがの。——高時には、毛頭、さしたる野望はない」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つづいて、おとうさんの鉄砲てっぽうを見あげました。これは、かべにかかっているデンマークの国王と皇后こうごう肖像画しょうぞうがのそばにかけてありました。
この時彼我にいふ、汝が知るをねがふこれらの者のうち最初はじめなるは多くのことば皇后きさいなりき 五二—五四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
わけても、この皇后カイゼリンオウガスタ川はおそろしい川で、鰐や、泥にもぐっている“Raghラー”という小鱶がいる。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
実は奥方様、あの男は、カタリナ皇后さまから、アレウート号の船長に任命されて、このラショワ島にある黄金郷エルドラドーの探検を命ぜられたのです。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
最長篇「神々の笑い」の中に皇后おうこうと侍女たち及び三人の貴婦人が出て来る「女王の敵」に女王及び侍女が出る「アルギメネス王」に四人のが出て来る「アラビヤ人の天幕てんと」にジプシイの女が出る
ダンセニーの脚本及短篇 (新字新仮名) / 片山広子(著)
皇后おおきさき禧子よしこをはじめ、後宮の妃から宮々の姫ぎみも供奉ぐぶし、公卿大臣おとどといえば、この日のお供に洩れるなどは、千載せんざいの恥かのように思って、終日の花の宴に、あらゆる余興やびの百態を
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれ天皇いたく怒りまして、大日下の王を殺して、その王の嫡妻むかひめ長田ながたの大郎女を取り持ち來て、皇后おほぎさきとしたまひき。
天皇てんのうさまをはじめ、皇族方こうぞくがたのうちで、圓滿えんまんうたつくられたおかたさがしてると、それから時代じだいさがつて、南北朝なんぼくちようのはじめごろ伏見天皇ふしみてんのう、それからその皇后こう/″\さまの永福門院えいふくもんいんといふおかた、このお二方ふたかた
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
桑港サンフランシスコ着直チニ皇后クィーンエリザベス病院御入院ノ件在ワシントン英国大使館ヨリ桑港英国総領事ニ電命ノ趣、唯今通知ニ接ス。右大使閣下ノ命ニ依リ通牒つウちょうス。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
十字架につけられし彼を皇帝サルタンとして守っている奥深い皇后サルタナは、あらゆる現世の楽しみから高い壁でへだてられていた。外界に向ける一瞥いちべつも既に不貞となるのであった。
神よ! 我等の父皇帝ツァーよ! 慈愛深き皇后ツァリーッツァよ! 城壁は厚い。内なる人は見えない。門は閉る。総てに対する慰安と答えとは、黄金の十字架と鷲——坊主と兵士が与えるであろう(?)
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「後生だからあたしを“皇后ツァーリナさま”などと呼ばないでちょうだい。あたしがどれだけあなたに夢中だか、おしえてあげられないのが残念だわ」
淪落の皇女の覚書 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)