“皇后”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みきさき25.0%
きさき15.0%
きさい10.0%
おうこう5.0%
おおきさき5.0%
おほぎさき5.0%
こうごう5.0%
こう/″\5.0%
さま5.0%
カイゼリン5.0%
(他:3)15.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“皇后”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩7.1%
文学 > 英米文学 > 英米文学4.8%
文学 > フランス文学 > 小説 物語1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
皇后みきさき実家方さとかた、西園寺ノ入道実兼さねかねの北野の別荘に、桜狩の行幸みゆきがあった日のことだった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はや、ここもあぶない。主上、両院、皇后みきさき、すべての方々にも、お立退きのご用意を! 一刻もはやくお立退きを!」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皇后きさきが馬のやうに尻つ尾をふつたり、馬が一銭銅貨のやうに平べつたくなつたりしたと思ふと、つい何事も判らなくなつた。
「ともあれ、皇后きさきやらあまたな女房たちを先に、ここから落すことにせい。……敵とて、よもや女子供に、むざんな所為しょいもいたすまい」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この時彼我にいふ、汝が知るをねがふこれらの者のうち最初はじめなるは多くのことば皇后きさいなりき 五二—五四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
くれなゐの牡丹おちたる玉盤ぎよくばんのひびきに覚めぬ胡蝶と皇后きさい
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
最長篇「神々の笑い」の中に皇后おうこうと侍女たち及び三人の貴婦人が出て来る「女王の敵」に女王及び侍女が出る「アルギメネス王」に四人のが出て来る「アラビヤ人の天幕てんと」にジプシイの女が出る、その他には一人の女も出て来ない。
ダンセニーの脚本及短篇 (新字新仮名) / 片山広子(著)
皇后おおきさき禧子よしこをはじめ、後宮の妃から宮々の姫ぎみも供奉ぐぶし、公卿大臣おとどといえば、この日のお供に洩れるなどは、千載せんざいの恥かのように思って、終日の花の宴に、あらゆる余興やびの百態を、御前にきそッたものである。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれ天皇いたく怒りまして、大日下の王を殺して、その王の嫡妻むかひめ長田ながたの大郎女を取り持ち來て、皇后おほぎさきとしたまひき。
そんな訳で、娘は英吉利カブレしているが、兄と母とは非常なる日本崇拝で、家へ行って見ると、階下の一室に両陛下の御真影を掲げまつり、他の一室にニコライ二世と皇后こうごうの額を掲げていること。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それから時代じだいさがつて、南北朝なんぼくちようのはじめごろ伏見天皇ふしみてんのう、それからその皇后こう/″\さまの永福門院えいふくもんいんといふおかた
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
実は奥方様、あの男は、カタリナ皇后さまから、アレウート号の船長に任命されて、このラショワ島にある黄金郷エルドラドーの探検を命ぜられたのです。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし、それを見て父はあまりの驚きに狂ってしまったのでしたが、グレプニツキーは翌年本土にもどって、その旨をカタリナ皇后さまに言上したそうです。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
わけても、この皇后カイゼリンオウガスタ川はおそろしい川で、鰐や、泥にもぐっている“Raghラー”という小鱶がいる。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
事によったら、皇后カイゼリンアフガスタ川の叢林中につないで置いたあいだ、なにか羅針盤カンバスが狂うような原因があったのではないか。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
桑港サンフランシスコ着直チニ皇后クィーンエリザベス病院御入院ノ件在ワシントン英国大使館ヨリ桑港英国総領事ニ電命ノ趣、唯今通知ニ接ス。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
十字架につけられし彼を皇帝サルタンとして守っている奥深い皇后サルタナは、あらゆる現世の楽しみから高い壁でへだてられていた。
神よ! 我等の父皇帝ツァーよ! 慈愛深き皇后ツァリーッツァよ! 城壁は厚い。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)