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皇后
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きさき
ふりがな文庫
“
皇后
(
きさき
)” の例文
「ともあれ、
皇后
(
きさき
)
やらあまたな女房たちを先に、ここから落すことにせい。……敵とて、よもや女子供に、むざんな
所為
(
しょい
)
もいたすまい」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分達の二番目の恋人が誰だつたかを思ひ出せない人達も、ナポレオンの二番目の
皇后
(
きさき
)
が
墺太利
(
オーストリー
)
帝の
皇女
(
わうぢよ
)
マリア・ルイザであつたのは知つてゐる筈だ。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
○そも/\時平公は大職冠九代の
孫照
(
そんせう
)
宣
(
ぜん
)
公の
嫡男
(
ちやくなん
)
にて、代々□臣の
家柄
(
いへがら
)
なり。しかのみならず延喜帝の
皇后
(
きさき
)
の
兄
(
あに
)
なり。このゆゑに若年にして□臣の
貴重
(
きちやう
)
に
職
(
しよく
)
ししなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
皇后
(
きさき
)
が馬のやうに尻つ尾をふつたり、馬が一銭銅貨のやうに平べつたくなつたりしたと思ふと、つい何事も判らなくなつた。王様は
漸
(
やつ
)
と寝つく事が出来たのだ。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
○そも/\時平公は大職冠九代の
孫照
(
そんせう
)
宣
(
ぜん
)
公の
嫡男
(
ちやくなん
)
にて、代々□臣の
家柄
(
いへがら
)
なり。しかのみならず延喜帝の
皇后
(
きさき
)
の
兄
(
あに
)
なり。このゆゑに若年にして□臣の
貴重
(
きちやう
)
に
職
(
しよく
)
ししなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
そしてまた、自身の
女
(
むすめ
)
を、
強
(
し
)
いて
皇后
(
きさき
)
にすすめ参らせた。帝も拒むお力はなく、彼の言に従われて、ついに翌春の正月、晴れて曹操の一女は、宮中に入り、皇后の位に
即
(
つ
)
いた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寝ぐるしい晩で、王様は国の事や、
皇后
(
きさき
)
の事や、馬の事やを考へるともなく考へた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
皇后
(
きさき
)
は時平公の妹なれば内外より
讒毒
(
ざんどく
)
を流して
若帝
(
わかみかど
)
の御心を
動
(
うごか
)
し奉りたるなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「
皇后
(
きさき
)
はどこへ隠れたか」と、罵り罵り捜していた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
皇后
(
きさき
)
は時平公の妹なれば内外より
讒毒
(
ざんどく
)
を流して
若帝
(
わかみかど
)
の御心を
動
(
うごか
)
し奉りたるなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“皇后”の意味
《名詞》
皇 后(こうごう・こうぐう)
皇帝の嫡妻。またその地位。
おおきさき。天皇の嫡妻。またその地位。
日本で、天皇の嫡妻に準じて、天皇の生母・准母、内親王、上皇の妻に与えられた地位。またその地位にある人。
太皇太后・皇太后・皇后の位にある人たち。
(出典:Wiktionary)
皇
常用漢字
小6
部首:⽩
9画
后
常用漢字
小6
部首:⼝
6画
“皇后”で始まる語句
皇后宮
皇后樣
皇后大進
皇后宮亮
皇后陛下
皇后宮大夫
皇后児童病院
皇后宮亮経正
皇后日葉酢媛命