皇后みきさき)” の例文
「わが娘を皇后みきさきに入れ、一門、摂関家せっかんけと位階をきそうた平相国へいしょうこくであろうがの。——高時には、毛頭、さしたる野望はない」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はや、ここもあぶない。主上、両院、皇后みきさき、すべての方々にも、お立退きのご用意を! 一刻もはやくお立退きを!」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皇后みきさき実家方さとかた、西園寺ノ入道実兼さねかねの北野の別荘に、桜狩の行幸みゆきがあった日のことだった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまはただしく今上後醍醐の皇后みきさきと仰がれる御方とはなっている。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、皇后みきさきでおわしますか」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皇后みきさきはどこへ隠した?」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)