『「太平洋漏水孔」漂流記（「ダブックウ」ひょうりゅうき）』

竜宮から来た孤児 前作「天母峯」で活躍した折竹孫七の名を、読者諸君はお忘れではないと思う。 アメリカ自然科学博物館の名鳥獣採集者として、非番でも週金五百ドルはもらう至宝的存在だ。その彼が、稀獣矮麟を追い、麝牛をたずね、昼なおくらき大密林の海 …

著者	小栗虫太郎
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「新青年」博文館、1940（昭和15）年2月号
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約37分（500文字/分）
朗読目安時間	約1時間1分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

少女（トウボ） 巨人（モルフォ） 皇后（カイゼリン） 泥亀（テラピン） 泥亀（スッポン） 微動（はじろ） 喇叭（ラッパ） 鏈（ケーブル） 赤道（ピコ・オウ・ワケヤ） 痴愚（ばか） 環礁（アトール） 滓（おり） 礁湖（ラグーン） 櫂（オール） 殺（や） 非番（オフ） 羊歯（しだ） 矮麟（オカビ） 麝牛（マズク・オクゼン） 胡乱（うろん） 藻海（サルガッソウ・シー） 下桁（ブーム） 百足（むかで） 泥亀（すっぽん） 檣舷（リギン） 檣梯（リギン） 果実（このみ） 服装（なり） 彷徨（さまよ） 天幕（テント） 呼吸（いき） 可怪（おか）