“皇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きみ37.5%
すめら12.5%
みかど12.5%
キミ12.5%
おお6.3%
おほきみ6.3%
こう6.3%
すめらぎ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九州を征服し、山陽山陰をき、正成、義貞に勝って、思うきみ御位みくらいかせ、身は大御所、大将軍とあがめられている栄位にある。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きはみ無しすめら産霊むすび
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
○法性坊尊意そんい叡山えいざんに在し時 菅神の幽灵いうれい来り我冤謫むしつのながされ夙懟ふるきうらみむくはんとす、願くは師の道力をもつてこばむことなかれ。尊意曰、卒土そつとは皆王民なり、我もし みかどみことのりをうけ玉はらばさくるに所なし。
キミシコの御楯といふ物は、如此カヽる物ぞと進め。真前マサキに——小木捨九郎主に
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
克畏こくいしんを読めば、あゝおおいなる上帝、ちゅうを人にくだす、といえるより、其のまさくらきに当ってや、てんとしてよろしくしかるべしとうも、中夜ちゅうや静かに思えばあに吾が天ならんや
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
おほきみは神にしませば赤駒のはらばふ田井を京師となしつ (大伴御行)
愛国百人一首に関連して (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「英国のこうチャーン」
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
これ実に我がすめらぎが、異俗に対する大方針を明示し給うたものである。されば古史の示すところ、敵に対するに多くは謀計を用い、正々堂々の陣を張って、兵刃へいじんを交えたという様な場合はまことに少い。