“産霊”のいろいろな読み方と例文
旧字:産靈
読み方割合
ムスビ50.0%
むすび33.3%
うぶすな16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其魂を産霊ムスビと言ふ(記・紀)。産霊は、神ではない。神道学者に尋ねても、産霊神と、神とを一処にする人は、まづあるまい。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人の生まるる始めのこと、死にてのちの理などを推慮おしはかりにいうは、いとやくなきわざなれば、ただに古伝説を守りて、人の生まるることは、天津神あまつかみくすしくたえなる産霊むすび御霊みたまによりて
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
そうして彼らは獣人の領地、産霊うぶすなの谷を占領し、勝手に工事を起こすことにした。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)