産霊むすび)” の例文
旧字:産靈
人の生まるる始めのこと、死にてのちの理などを推慮おしはかりにいうは、いとやくなきわざなれば、ただに古伝説を守りて、人の生まるることは、天津神あまつかみくすしくたえなる産霊むすび御霊みたまによりて
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
きはみ無しすめら産霊むすび
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そもそも人の生まれ出ずるもとは、産霊むすび大神の産霊によって神魂を降し、父母に託して生ましめ給うことにて、ないし年老い期至りて身亡びぬれば、形体は土に帰り、霊魂は天に帰る。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)