“倉皇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうこう80.0%
さうくわう7.5%
あたふた2.5%
そゝくさ2.5%
とつかは1.3%
あわ1.3%
あわて1.3%
あわてて1.3%
さうこう1.3%
そこ/\1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お祖父さんというのは東京より地方へ先きに広がった大杉の変事を遠い郷里の九州で聞いて倉皇上京した野枝さんの伯父さんである。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
われは客舍に返りて、不可思議なる力に役せらるゝものゝ如く、倉皇我行李を整へ、あるじに明朝の發軔を告げたり。
それも関心ではあるが、一方には気を失っているお杉が有る。市郎は倉皇として内へ駈込んだ。塚田巡査も続いて入った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
卯平いた。不審相にあたりをた。執念にひつゝいてが、されるやうなかさにたゝまらなくつて倉皇つたへ一意識恢復した。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
老婢はここを倉皇起ちて、満枝が前に
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
近く叙勲された女流教育家たちなどが倉皇てて「女学生べからず訓十カ条」を制定するような状態であったのです。
婦人改造と高等教育 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
手がえて、心が倉皇て書かれませぬ。涙で眼が見えなくなります。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しゃくられて、放心して人の顔ばかり視ていたお鍋は初めて心附き、倉皇を棄ててお勢のへ飛んで来て、いろいろにかして連れて行こうとするが、仲々素直に連れて行かれない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
英米すれば、靡然として英米り、獨國勢力れば翕然として獨國き、佛國優位むれば、倉皇としてふならば、わが獨立體面何處にありや。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
貞之進は倉皇に立出たがその本に用があるのではなく、二三丁来てから西洋小間物屋の玻璃戸を漏る燈影に透し視れば、三世相解万宝大雑書とあるので、自分ながらチェッと舌打して
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)