“體面”のいろいろな読み方と例文
新字:体面
読み方割合
たいめん75.0%
かほだち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蹴込けこみ片足かたあしけてつてたのでは、おほいに、いや、すくなくとも湯治客たうぢきやく體面たいめんそこなふから、其處そこで、停車場ていしやぢやう出口でぐちさくはうひらいて、悠然いうぜんつたのである。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
英米えいべいせうすれば、靡然ひぜんとして英米えいべいはしり、獨國どくこく勢力せいりよくれば翕然きうぜんとして獨國どくこくき、佛國ふつこく優位いうゐむれば、倉皇さうこうとしてふつしたがふならば、わが獨立どくりつ體面たいめん何處いづこにありや。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
見合せたがひに心中はいま江戸表八山に居る天一坊は多分たぶん此甚之助に相違あるまじくと思ひしが然あらぬていにて其方のせがれ甚之助はうまつき體面かほだち如何有しやと尋ぬるに甚左衞門私し悴は疱瘡はうさうおもく候故其あと面體めんていのこはなはみにくく候と云にさて人違ひとちがひならんと又問けるは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)