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湯治客
ふりがな文庫
“湯治客”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とうじきゃく
50.0%
たうぢきやく
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうじきゃく
(逆引き)
それから七八
二月
(
ふたつき
)
に
渉
(
わた
)
って、この線路に集ってくる
湯治客
(
とうじきゃく
)
の、どんなに
雑沓
(
ざっとう
)
するかをさも面白そうに例の調子で話して
聴
(
き
)
かせた
後
(
あと
)
で、自分の同伴者を顧みた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
都会から来た避暑客は、既に皆帰ってしまって、
後
(
あと
)
には少しばかりの
湯治客
(
とうじきゃく
)
が、静かに病を養っているのであった。秋の日影は次第に深く、旅館の
侘
(
わび
)
しい中庭には、木々の落葉が散らばっていた。
猫町:散文詩風な小説
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
湯治客(とうじきゃく)の例文をもっと
(2作品)
見る
たうぢきやく
(逆引き)
蹴込
(
けこみ
)
へ
片足
(
かたあし
)
を
掛
(
か
)
けて
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
たのでは、
大
(
おほい
)
に、いや、
少
(
すくな
)
くとも
湯治客
(
たうぢきやく
)
の
體面
(
たいめん
)
を
損
(
そこな
)
ふから、
其處
(
そこ
)
で、
停車場
(
ていしやぢやう
)
の
出口
(
でぐち
)
を
柵
(
さく
)
の
方
(
はう
)
へ
開
(
ひら
)
いて、
悠然
(
いうぜん
)
と
待
(
ま
)
つたのである。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
或る日に、多分雨の降つてゐた日ででもあつたか、
湯治客
(
たうぢきやく
)
がみんなして芝居の
真似
(
まね
)
をした。何でも僕らは
土戸
(
つちど
)
のところで見物してゐたとおもふから、舞台は倉座敷であつたらしい。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
湯治客(たうぢきやく)の例文をもっと
(2作品)
見る
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
治
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
“湯治”で始まる語句
湯治
湯治場
湯治塲
検索の候補
安湯治客
湯治
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明治湯
“湯治客”のふりがなが多い著者
斎藤茂吉
泉鏡太郎
夏目漱石
萩原朔太郎
泉鏡花