“土戸”の読み方と例文
読み方割合
つちど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土蔵くらの戸前の処へまわって行きましたが、内側からどうかしてあると見えまして、土戸つちど微塵みじんも動きません。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
或る日に、多分雨の降つてゐた日ででもあつたか、湯治客たうぢきやくがみんなして芝居の真似まねをした。何でも僕らは土戸つちどのところで見物してゐたとおもふから、舞台は倉座敷であつたらしい。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)