“つちど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土戸40.0%
土扉40.0%
土留20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る日に、多分雨の降つてゐた日ででもあつたか、湯治客たうぢきやくがみんなして芝居の真似まねをした。何でも僕らは土戸つちどのところで見物してゐたとおもふから、舞台は倉座敷であつたらしい。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「じゃア、どうか土扉つちどをしめて戴きましょう」
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あるいは板屋根の上に土や土留つちどめをのせるということが、はじめから無理だったのかも知れない。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それにつけくわえて、「ただ土留つちどまで蠣殻かきがらさし候分そうろうぶん勝手次第かってしだい
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)