トップ
>
湯治客
>
たうぢきやく
ふりがな文庫
“
湯治客
(
たうぢきやく
)” の例文
蹴込
(
けこみ
)
へ
片足
(
かたあし
)
を
掛
(
か
)
けて
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
たのでは、
大
(
おほい
)
に、いや、
少
(
すくな
)
くとも
湯治客
(
たうぢきやく
)
の
體面
(
たいめん
)
を
損
(
そこな
)
ふから、
其處
(
そこ
)
で、
停車場
(
ていしやぢやう
)
の
出口
(
でぐち
)
を
柵
(
さく
)
の
方
(
はう
)
へ
開
(
ひら
)
いて、
悠然
(
いうぜん
)
と
待
(
ま
)
つたのである。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
或る日に、多分雨の降つてゐた日ででもあつたか、
湯治客
(
たうぢきやく
)
がみんなして芝居の
真似
(
まね
)
をした。何でも僕らは
土戸
(
つちど
)
のところで見物してゐたとおもふから、舞台は倉座敷であつたらしい。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
治
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
“湯治”で始まる語句
湯治
湯治場
湯治塲